Bi'laxsコラム
肌がボコボコになる原因とは?クレーター肌の対処法もわかりやすく解説
肌がボコボコしているクレーター肌でお悩みの方はいらっしゃいませんか。
「10代の若い頃まではニキビや肌荒れの跡が残らず綺麗な肌だったのに、今はボロボロ…。」
若い頃のケア方法をそのまま実践すると、年齢を重ねるごとに肌のターンオーバーは遅くなり、老化していく肌の角質の入れ替わりが段々できなくなり、肌の綺麗さを保つことが難しくなります。
そこで本記事では、肌がボコボコ(クレーター肌)になる原因や、対処法を解説していきます。
ぜひ最後までお付き合いください。
そもそもボコボコ肌(クレーター肌)とは?
ボコボコ肌(クレーター肌)は、皮膚がえぐり取られたように凹み、クレーターのようにボコボコした溝が出来ることが名前の由来です。
ボコボコ肌とは皮膚の炎症が治った後の肌の状態です。
例えば、ニキビの場合は毛穴の中で炎症が進むとアクネ菌が増殖し白血球はそれを抑制しようとアクネ菌を食べてその残骸として膿ができます。
皮膚の炎症が真皮(皮膚の深い所)まで到達した場合は、皮膚の再生が間に合わず、えぐり取られたような凹んだ形で治るため、ボコボコした見た目になります。
ニキビが広範囲に繰り返し発生することでボコボコ肌ができてしまいますが、ニキビに限らず皮膚の炎症や傷が真皮まで到達した時にボコボコ肌になる可能性が高くなります。
肌がボコボコになる原因5つ
ここでは、肌がボコボコになるクレーター肌の原因を解説します。
・古い角質が蓄積している
・肌の水分不足で乾燥している
・ニキビ跡ができている
・毛穴の詰まりや開きが生じている
・老化によって顔の筋肉が衰えている
上記5点について解説していきます。
●古い角質が蓄積している
肌がボコボコになる原因の1つ目として、古い角質が肌の表面に蓄積していることが挙げられます。
健康な肌の場合、皮膚細胞の生成から古い角質の排出までが約28日のサイクルで行われています。これをターンオーバーと言います。
外部から皮膚に刺激を受けることや生活習慣の乱れによって、皮膚のターンオーバーに乱れが起きます。ターンオーバーの乱れによって、新しく入れ替わるはずの古い角質が肌に蓄積してしまい、ボコボコの肌ができてしまうのです。
ターンオーバーの乱れは腸内環境の乱れにも繋がり、その乱れにより便秘や下痢になってしまいます。腸も皮膚と同じ細胞ですので密接に繋がっています。
肌をきれいに保つことは、腸内環境を良くする上でも大切なことです。
●肌の水分不足で乾燥している
肌がボコボコになる原因の2つ目として、肌の水分不足で皮膚が乾燥していることが挙げられます。
通常、皮膚内の皮脂と水分を守るために角質層が皮脂膜となって外的刺激から守る皮膚のバリア機能を発揮しています。
しかし、乾燥した空気に長時間さらされると、皮脂膜は水分を失い皮脂と水分のバランスが崩れ、肌の抵抗力が弱くなります。
この状態で紫外線やマスクによる摩擦、アレルゲンや異物による外的刺激を受けると肌トラブルが起こりやすくなるのです。
その外的刺激により炎症が起きてニキビができると、乾燥した肌では水分と皮脂のバランスが悪いため綺麗に治らず、結果的にボコボコ肌になるのです。
冬は空気が乾燥しがちなため要注意です。
●ニキビ跡ができている
肌がボコボコになる原因の3つ目として、ニキビ跡ができていることが挙げられます。
ニキビによる炎症が治った後に、ニキビ跡として炎症の大きさにより違う深さの溝ができデコボコ肌ができます。
その大きさは強い炎症で腫れあがった赤ニキビは腫れが治癒した後に、深い大きなボコボコとして跡が残ることが多いです。
ニキビの腫れが気になってしまい、ニキビをつぶしてしまう方もいると思います。ニキビをつぶすことによりそこから細菌が入り込んで、皮膚の奥深くの真皮層まで傷つけてしまいます。この繰り返しにより、ニキビ跡をどんどん悪化させてしまい、深い傷を作る事で肌のボコボコをつくる原因となります。
●毛穴の詰まりや開きが生じている
肌がボコボコになる原因の4つ目として、毛穴の詰まりや開きが生じていることが挙げられます。
毛穴の詰まりは、洗顔で落としきれない皮脂や汚れが蓄積していき固まることで毛穴に角栓ができ、詰まっている状態です。この角栓が長期間放置されたものが空気に触れると酸化して黒ずみ毛穴となります。
角栓や黒ずみ毛穴を更に放置すると、塞がれた毛穴にどんどん皮脂が溜まり、ニキビや肌荒れの原因となります。
更に無理に角栓を毛穴パックで取ったり、黒ずみをゴシゴシ洗ったりすると、通常のスキンケアでは解決することが難しい完全な開き毛穴となります。それらが原因でボコボコ肌になってしまうおそれがあるので注意しましょう。
特にオイリー肌の方は、皮脂が分泌されやすいため要注意です。
●老化により顔の筋肉が衰えている
肌がボコボコになる原因の5つ目として、老化により顔の筋肉が衰えていることが挙げられます。
加齢が原因で筋肉が衰えると肌の弾力がなくなり、肌がたるんでしまいます。これにより、今まで目立たなかったデコボコ肌がだんだんと目立つようになるのです。
加齢により、顔の筋肉が衰えて皮膚がたるみ、それと同時に肌の弾力のもととなっているコラーゲン生成量が大幅に減ってしまいます。
その影響で毛穴が広がったようにみえて、ボコボコ肌が悪化したように感じるのです。スキンケアを怠ると、年齢を問わず実年齢よりも上の加齢肌になってしまいます。
ボコボコ肌(クレーター肌)の対処法5つ
次に、ボコボコ肌(クレーター肌)の対処法について解説します。
・化粧水や美容液で保湿ケアをしっかり行う
・ピーリングで改善を図る
・正しい方法で洗顔を行う
・ライフスタイルを見直す
・改善されない場合は医療機関へ相談する
上記5点について解説していきます。
●化粧水や美容液で保湿ケアをしっかり行う
ボコボコ肌であるクレーター肌の対処法1つ目は、化粧水や美容液で保湿ケアをしっかりと行うことです。
基本的に保湿ケアの順番を説明します。
1.洗顔後に導入化粧水
2.化粧水
3.美容液
4.乳液
5.保湿ジェルやクリーム
この順番に保湿ケアを行うと効果的です。
保湿ケアは化粧水のメーカーや種類により使用の順番は異なります。
保湿ケアとは、ただ単に肌を常に潤わせておくことが良いとは限りません。季節や生理前などホルモンの関係でお肌の調子が変わるため、その時の自分の肌の状態はどうか、よく肌を観察して状態に合わせた保湿ケア用品を選ぶことが大切です。
黒ずみ毛穴は角栓が酸化すると起こることで知られていますが、この予防には、酸化抑制の作用があるビタミンC入りの美容液がおすすめです。
●ピーリングで改善を図る
ボコボコ肌であるクレーター肌の対処法2つ目は、ピーリングジェルを週に1〜2回行って改善を図ることです。
ボコボコ肌の原因である角質の詰まりや黒ずみ毛穴は、ピーリングを定期的に行うことで汚れや皮脂、毛穴の詰まりを落としてあげることが必要です。
ピーリングジェルにより古い蓄積した角質を落とすことで化粧水などの美容成分がより良く浸透するので、肌のハリとツヤのアップが期待できます。
ピーリングジェルは、多くやるほど肌がツルツルになると勘違いしている方は要注意です。回数を多くやりすぎると肌に必要な潤いまで落としてしまうため、肌の乾燥など肌トラブルに繋がります。
そのため、週に1〜2回にとどめる必要があります。
●正しい方法で洗顔を行う
ボコボコ肌であるクレーター肌の対処法3つ目は、正しい方法で洗顔を行い肌表面を清潔に保つことです。ただ洗顔をすればいいというわけではなく、正しい方法で行うことで肌にダメージを与えることなく洗顔ができます。
メイクをしている時は洗顔を行う前に必ずクレンジングを行うことをおすすめします。
オイルタイプのクレンジングはなじませるときに摩擦が大きく、肌に残りやすいので、逆にニキビの原因になってしまう可能性があります。
ミルクタイプやジェルタイプを使うのをおすすめします。
【洗顔の手順】
1.空気を含ませながら洗顔料を泡立てネットを使用して泡立てます。この時、ぬるま湯(37℃前後)をこまめに加えながらツノが立つまでしっかりと泡立てます。
2.肌の上に泡をのせて、泡をつぶさないように注意しながらクルクル円を描くように転がしながら洗顔します。この時、肌に負担がかかるため、力を入れすぎないように注意しましょう。
3.特に鼻周りと額など皮脂が出やすい部位は、指の腹でマッサージをするように洗顔します。
4.髪の生え際などにすすぎ残しが無いように、ぬるま湯でしっかりと洗い流します。
●ライフスタイルを見直す
ボコボコ肌であるクレーター肌の対処法4つ目は、ライフスタイルを見直すことです。
日々の生活習慣と皮膚のバリア機能や肌のターンオーバーは、密接に関係しています。肌の外側からケアすることも大切ですが、肌は体の内側からつくられるので内側からのケアが重要になります。
食生活でのポイントを解説します。
・黒ずみ毛穴予防のためにキウイフルーツやオレンジなどビタミンCを摂取
・肌細胞の生成を助けて、肌の乾燥予防のためにうなぎ、卵黄、レバーなどビタミンA(レチノール)を摂取
・ビタミンAの変換を促すために緑黄色野菜からβカロテンを摂取
・筋肉や血液をつくる働きを助けるためにレバー、まぐろ、バナナなどビタミンB6を摂取
・血流を良くして、皮膚の代謝を活発にさせるために植物油やナッツなどビタミンEを摂取
上記のポイントを意識することが大切です。
生活リズムを改善し体内時計を整えるために、毎日決まった時間に食事を摂ることが必要です。睡眠の準備を整えるために夕食は寝る2時間前までに終わらせましょう。
起床や就寝も、毎日同じ時間に合わせることで、体内時計を整えられます。体内時計を整えることで、自律神経の乱れを防ぐことや肌の修復機能を持つメラトニンの分泌を促すことができます。
●改善されない場合は医療機関へ相談する
ボコボコ肌であるクレーター肌の対処法5つ目は、医療機関への相談です。
上記の方法で試してもボコボコ肌の改善が見られず、むしろ悪化している場合は、皮膚の専門家である医療機関へ速やかに相談することが必要です。
専門家である美容皮膚科や皮膚科に相談することで、症状の原因を正確に診断し、適切な治療ができます。
ケミカルピーリングやレーザー治療など、専門器具を使った治療方法が選択肢に入り、自分にぴったりの治療方法をより広範囲から選ぶことが可能です。
個人でできる対策よりも費用がかかりますので、予算や治療期間も含め、専門医と相談しながら最善の方法を決めることが大切です。
特に美容皮膚科で施術を行う場合は、施術後のアフターフォロー体制が整っているか確認してから選ぶことが大切です。
ボコボコ肌(クレーター肌)をメイクで隠す方法
肌のデコボコを隠すためには、下記3つのベースメイクを上手に活用できるかがカギとなります。
1.化粧下地
2.ファンデーション
3.フェイスパウダー
上記3点の順番に塗っていきます。
化粧下地を塗る前に保湿ケアと日焼け止めを忘れずに使用することをおすすめします。
【Point】 ●この時、素手で塗らずにメイク用のスポンジにつけてから、ポンポンと肌を叩きながら優しく塗り込む ●凸凹が目立つ部分を中心に化粧下地をのせて、そのほかの部位は余った下地で伸ばしていくと自然な仕上がりになる |
詳しい使い方を項目ごとに解説しますのでチェックしてみて下さい。
化粧下地は、肌の凸凹を目立たなくさせるために、肌が平らになる様に塗ります。
ファンデーションは、「パウダータイプ」の使用をおすすめします。
パウダータイプのファンデーションは、特に粒子が細かく凸凹の毛穴に入り込みやすいためカバー力が高くなります。
【Point】 ●ファンデーションを塗る時は下地と同様、メイク用のスポンジを使用し優しくポンポン叩きながら塗ることが大切 ●特に凸凹している箇所を中心に馴染ませてから、顔全体を塗っていく ●保湿成分が配合タイプを選ぶと、乾燥によって起こる毛穴の開きもカバーできる ●ファンデーションの厚塗り感が出ないようになるべく少量での使用がおすすめ |
フェイスパウダーは、仕上げに肌の凸凹のカバーが期待できます。
フェイスパウダーは特に「光沢が出るタイプ」を選ぶことをおすすめします。このタイプは、肌の凹んだ部分の影を飛ばす効果が期待できます。
【Point】 ●フェイスパウダーを使用する時は、パウダー専用のパフで顔全体に優しく叩いて馴染ませる ●パウダーを多くつけると厚塗り感が出てしまうため、余分についたパウダーはフェイスブラシなどで優しく落とす ●フェイスパウダーは、メイク崩れの予防に効果があるので、キレイな肌を保つためにも必ず使用するのがおすすめ |
まとめ:ボコボコ肌とサヨナラしよう
この記事では、ボコボコ肌の正体と原因、対策について解説しました。自分に当てはまるボコボコ肌の原因と対処方法は、見つかりましたでしょうか。
・ボコボコ肌によって自信を失った方
・お金がなくて保湿スキンケアがすぐに始められない方
・時間が取れず医療機関へ行くことが難しい方
上記に当てはまる方は、メイクをひと手間工夫し変えるだけで凸凹を隠すことができます。それほど難しい内容ではないので、先述したPointをぜひチャレンジしてみてください。
また、メイクだけでなくライフスタイルを見直し規則正しい生活を送ることや「ボコボコ肌とサヨナラしたい」という強い気持ちを持つことはボコボコ肌の改善に繋がります。
皆様がボコボコ肌とサヨナラして、気持ちも前向きに明るく元気な毎日を送れる事を願っております。