Bi'laxsコラム
デリケートゾーンが乾燥する原因は?対処法や保湿ケアのやり方も紹介
デリケートゾーンがムレることで、かゆくなるなどの経験をしたことがある女性は、かなり多いもの。実はそれ、デリケートゾーンが乾燥している可能性が考えられます。
「ムレ=潤っている証拠」と考える女性もいますが、実際は汗などが蒸発しているだけに過ぎません。
そこで今回は、デリケートゾーンが乾燥する原因や対処法について解説していきます。
【この記事で分かること】
・デリケートゾーンって乾燥するのか?
・デリケートゾーンが乾燥する原因6つ
・デリケートゾーンが乾燥する際の対処法4つ
・デリケートゾーンの乾燥を防ぐ正しい保湿ケアのやり方
・デリケートゾーンの乾燥に関するよくある質問
そもそもデリケートゾーンって乾燥するの?
男女問わず、デリケートゾーンは乾燥します。
デリケートゾーンがかゆくなったり、まれに痛いと感じる場合は乾燥が主な原因だったりします。
多くの女性に、日常生活の中でちょっとでも違和感や不快感が生じるものです。
特に更年期を迎えた女性が感じやすい問題でもあり、デリケートゾーン周辺がかゆくなるのなどの悩みを抱えやすいといえます。
デリケートゾーンが乾燥してしまう原因については、次で紹介していきます。
デリケートゾーンが乾燥する原因6つ
デリケートゾーンが乾燥してしまう原因は、1つや2つだけではありません。
主な原因としては、いくつか挙げられます。
・脱毛処理による肌への負担
・ナプキンや下着による擦れ
・ホルモンバランスの変化
・誤った洗浄方法
・ボディーソープで洗う
・強く擦りながら洗う
それぞれチェックしていきましょう。
●脱毛処理による肌への負担
定期的にデリケートゾーンの自己処理をする方は、要注意です。
刺激が少ないとされる光脱毛であっても、多少なりともデリケートゾーンには刺激になります。
カミソリやシェーバーでの脱毛は、特に刺激になります。
脱毛処理はとにかく肌に負担がかかりやすいため、一時的に肌のバリア機能が低下してしまうのです。
適切なケアをしていれば問題ありませんが、脱毛頻度が高いと乾燥の原因だけでなく黒ずみの原因にもなります。
●ナプキンや下着による擦れ
生理中はいつも以上に肌が敏感になりやすいので、ナプキンや下着に肌が擦れて炎症を起こしやすくなっています。
炎症だけでなく、肌の水分が失われて乾燥にもつながります。
●ホルモンバランスの変化
デリケートゾーンが乾燥するということは、うるおい不足ということ。
うるおいが不足しやすいのが更年期を迎えた女性で、身体の不調を感じる要因の1つにホルモンバランスの変化が挙げられます。
女性ホルモンが減少すると皮膚のハリも同時に失われます。
若い女性などは、ストレスや不規則な生活を送る上で簡単にホルモンバランスが変化してしまうのです。
他にもホルモンバランスが変化する原因としては、ホルモンに影響するサプリメントの効果が関係していることも考えられます。
●誤った洗浄方法
熱湯でデリケートゾーンを洗うのはNGです。
生理中の経血を洗い流すために、勢い良く洗浄するのもよくありません。
デリケートゾーンを洗う際は、ぬるま湯で優しく洗うのが最適です。
●ボディーソープで洗う
誤った洗浄方法の延長線上ですが、デリケートゾーンをボディーソープで洗ってはいけません。
ボディーソープは洗浄力が高く、デリケートゾーンにとって刺激になりやすいといわれています
汚れを落とすためには十分効果を発揮しますが、デリケートゾーンを洗うとなると専用の石けんなどを使用して清潔を保つのがおすすめです。
●強く擦りながら洗う
臭いや黒ずみを改善しようとして、入浴時にデリケートゾーンを強く擦ってしまう女性は多いもの。
デリケートゾーンは皮膚摩擦に弱く、ダメージを負いやすいため乾燥の原因となります。
汚れも一緒に落とそうとするあまり、ゴシゴシと洗っていませんか?
デリケートゾーンに爪を立てて洗うのもNGです。
デリケートゾーンを洗う際は、優しく擦らずに洗いましょう。
デリケートゾーンが乾燥する際の対処法・対策4つ
デリケートゾーンを乾燥させたくない、または乾燥を改善したいという方のために、対処法や対策を紹介していきます。
ここで紹介する対処法や対策は、以下の4つ。
・自分に合う下着を選ぶ
・正しい洗浄方法で対処する
・健康に気を配る
・保湿ケアをする
それぞれチェックして、自分が実践できるものから取り入れていきましょう。
●自分に合う下着を選ぶ
デザイン性を重視した下着を身に着けたい気持ちはありますが、デリケートゾーンの黒ずみや臭い、さらには乾燥を防ぐには自分に合う下着を身に付けることをおすすめします。
サイズは締め付けが強すぎるのもNGですが、ゆとりがあり過ぎる下着もかえってスレが生じます。
素材も肌にとって摩擦が少ないものを選ぶのが最適です。
素材に関しては、オーガニックコットンやシルクなどがおすすめ。
逆にナイロンやポリエチレンといった素材は肌を傷付ける可能性があるため、あまりおすすめできません。
●正しい洗浄方法で対処する
先ほども紹介した通り、勢い良く熱湯でデリケートゾーンを洗うのはNGです。
デリケートゾーンは、とにかく摩擦しないようにぬるま湯で優しく爪を立てずに洗うことが重要です。
石けんで洗う場合は、ボディーソープではなくデリケートゾーン専用のものをよく泡立てて使用してください。
●健康に気を配る
体調不良は身体の免疫力が低下してしまいます。
免疫力が低下している状態だと、乾燥しやすくかゆみの原因にもなります。
乾燥だけでなくおりものなどにも影響が出て、強い臭いや感染症にかかる可能性も考えられます。
・夜更かしをしない
・バランスの取れた食事をする
・運動をする
免疫力の低下は生活習慣の乱れも大きく影響しているため、上記のように常に健康に気を配った生活を心掛けましょう。
●保湿ケアをする
摩擦やセルフ脱毛などでデリケートゾーンの乾燥が気になる場合は、しっかりと保湿することが大切です。
保湿をしないとかゆみなどの原因にもなるので、デリケートゾーンにも使える保湿クリームなどを使用してしっかりとケアをしましょう。
保湿製品は特別デリケートゾーン専用のものを使用する必要はありません。
ですが、極力刺激の少ないタイプの保湿製品を使用してください。
保湿をすることで乾燥はだいぶ緩和できますが、そこにマッサージも取り入れるとより効果が期待できます。
デリケートゾーンに直接塗布してマッサージするのではなく、股関節からデリケートゾーンに向かってリンパを流すイメージで滑らせるのがポイント。
マッサージだけだと皮膚への摩擦ダメージがありますが、保湿製品を使用することで肌を痛めることなく水分の蒸発を防ぐ効果が期待できます。
そのためマッサージで起こるデメリットはほぼなく、乾燥を防ぐだけでなく生理痛緩和にも大きく貢献してくれるので非常におすすめです。
デリケートゾーンの乾燥を防ぐ正しい保湿ケアのやり方3ステップ
先程紹介した保湿についてですが、ただ保湿をすれば良いということではありません。
より効果的に保湿をするためには、いくつかのステップに分けて行う必要があります。
デリケートゾーンの乾燥を防ぐ正しい保湿ケアのやり方は、大きく分けて以下の3ステップ。
ステップ1.専用ソープで洗う
ステップ2.しっかりと洗い流す
ステップ3.クリームで保湿する
それぞれチェックしていきましょう。
●ステップ1.専用ソープで洗う
デリケートゾーンが乾燥してしまう原因でも紹介した通り、ボディーソープで洗うのはNGです。
乾燥を防ぐどころか、さらに悪化させて黒ずみや臭いの原因となるのでおすすめできません。
どうしてもソープを使ってデリケートゾーンのケアをしたいのであれば、必ず専用のソープを使って洗いましょう。
しっかりと泡立てて、デリケートゾーンを洗いましょう。
この時注意して欲しいのが、ゴシゴシと擦り洗いはしないこと。
爪を立てるなども禁止です。
とにかく優しく指のはらなどで洗うことで、肌を傷つけることなくケアが可能です。
●ステップ2.しっかりと洗い流す
ソープでデリケートゾーンを洗ったら、洗い残しがないようにしっかりと洗い流しましょう。
刺激が少ないデリケートゾーン専用のソープですが、洗い残しがあれば当然肌に刺激を与えます。
同時にかゆみや臭いの原因にもなるので、泡が残らずヌルっとした感触が残らないように洗い流しましょう。
お湯の温度が熱すぎると肌を痛めるので、必ずぬるま湯でしっかりと洗い流してください。
●ステップ3.クリームで保湿する
最後にクリームで保湿するのですが、しっかりと水気を取ってからクリームで保湿してください。
ちなみにほとんどの女性がソープでしっかりと洗うものの、洗いっぱなしで保湿をしないという方が非常に多い傾向にあります。
デリケートゾーンは顔などの肌と同じで、保湿ケアを怠ると乾燥します。
デリケートゾーン専用のクリームを少量取り、丁寧に塗布していくことで肌を痛めることなく保湿ケアが可能です。
ここでもゴシゴシと塗り込むのはNGなので、ゆっくりと優しく保湿していきましょう。
デリケートゾーンの乾燥に関するよくある質問
最後にデリケートゾーンの乾燥に関するよくある質問を紹介していきます。
ここで紹介するよくある質問は、以下の通り。
・デリケートゾーンのかぶれが治らない時はどうすればいい?
・デリケートゾーンのかゆみにワセリンを塗るのは適切?
・デリケートゾーンの保湿にベビーオイルは使える?
それぞれチェックしていきましょう。
●デリケートゾーンのかぶれが治らない時はどうすればいい?
デリケートゾーンがかぶれてしまった場合、多くの場合肌が炎症を起こしているので専用の軟膏などを使ってみましょう。
ドラッグストアなどに売っていることが多いので、探してみてください。
軟膏を塗ってもかぶれが治らない場合は、皮膚科などを受診してステロイド外用剤を処方してもらいましょう。
症状が出始めてから約1週間経っても治らない場合は、病院を受診するのがおすすめです。
感染症の疑いも考えられる為、早めの受診が得策です。
●デリケートゾーンのかゆみにワセリンを塗るのは適切?
デリケートゾーンのかゆみにワセリンを塗ることもおすすめです。
ワセリンは乾燥ケアや、かゆみへのアプローチにも期待できます。
もちろん粘膜部分に塗ることは避けなければなりませんが、デリケートゾーンに塗っても問題ありません。
ワセリンを塗ってかゆみが改善されたという方は多く存在しています。
ワセリンで改善できない場合は、下着の締め付けが強すぎるなど別の原因が考えられます。
●デリケートゾーンの保湿にベビーオイルは使える?
デリケートゾーンに使用することは可能ですが、ベビーオイル単体での使用はおすすめできません。
ベビーオイルを使って保湿を考えている場合は、必ず保湿クリームなどを塗ってから使用しましょう。
赤ちゃんの肌に比べて、大人の肌は水分量が少ない傾向にあります。
そのため水分量が不足している状態でのオイルは逆に乾燥の原因となるので、黒ずみなども同時に引き起こしかねません。
ベビーオイルの量もなるべく薄く塗るようにしてください。
まとめ:デリケートゾーンの乾燥対策は正しい知識で行おう
デリケートゾーンが乾燥する原因や対処法について紹介してきました。
デリケートゾーンが乾燥してしまうと、いくつかの肌トラブルが浮上してきます。
年齢を重ねる度に肌のうるおいは徐々に失われていきますが、正しい知識を持って対策すれば乾燥を防ぐことは可能です。
保湿だけでなく、生活習慣の見直しも視野に入れてデリケートゾーンをケアしていきましょう。