Bi'laxsコラム

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生理中に繰り返すかゆみやかぶれの原因は?対処法や防止するポイントも

生理中はブルーな気持ちに陥ってしまう女性はかなり多いものです。

生理痛に悩まされる方もいれば、かゆみやかぶれが気になる方もいます。

今回は、生理中に繰り返すかゆみやかぶれの原因について紹介していきます。

生理中のかゆみやかぶれの対処法や、防止するポイントなども併せて紹介しているのでチェックしていきましょう。

【この記事で分かること】

・生理中のかゆみやかぶれを経験している人数
・生理中のかゆみやかぶれの原因
・生理中にかゆみやかぶれがひどい時の対処法
・生理中のかゆみやかぶれを防止するポイント
・生理のかゆみやかぶれに関するよくある質問

そもそも生理中のかゆみやかぶれを経験している人はどれくらいいる?

シーズンによって生理中のかゆみやかぶれが発生することもあり、肌が弱い女性だとムレなどでつらい思いをしている女性も少なくありません。

ひと昔前までは生理用ナプキンを長時間着用していることでかぶれなどの原因になっていましたが、近年では品質の向上により一概に原因とはいえなくなりました。

・生理中のかゆみやかぶれを経験している人は約7割
・おりものとかゆみの関係性

ここでは、上記2つのポイントについて紹介していきます。

●生理中のかゆみやかぶれを経験している人は約7割

生理中にかゆみやかぶれを経験している女性は、全体の約7割といわれています。

ほとんどの場合は「季節によってかぶれる」という女性が多く、生理の度にかゆみやかぶれを伴う女性も一定数存在しています。

逆をいえば3割もの女性がほとんど発生しないとのことで、定期的に生理用ナプキンを交換するなどしてかゆみやかぶれる前に対処する方もいるようです。

●おりものとかゆみの関係性

おりものが出ていてちょっとしたかゆみを伴う場合は、生理中ではよくある現象です。

かぶれよりもかゆみに対して悩みを抱えている女性が多く、おりものの量が多いと生理用ナプキン内でムレて、かゆみにつながります。

おりものは空気に触れることによって酸化します。

酸化したおりものは肌に触れることで刺激となり、かゆみを伴うのです。

生理中はホルモンバランスが乱れて免疫力が低下しがちになるので、デリケートゾーンがかゆいと感じやすくなります。

生理中のかゆみやかぶれの原因2つ

これまでも生理中のかゆみやかぶれの原因について触れてきましたが、ここで詳しく紹介していきます。

・生理用ナプキンによる摩擦
・湿度の上昇によるムレ

主に生理中のかゆみやかぶれの原因は上記2つが挙げられるので、それぞれ原因を知って次の対処につなげましょう。

●生理用ナプキンによる摩擦

生理用ナプキンは、ひと昔前の製品に比べて質は向上していることからムレにくくなってはいます。

それでも肌に触れている時間は長いため、摩擦が起こりやすいものです。

肌が乾燥している状態で生理用ナプキンに擦れることで、かぶれなどの原因になるのです。

女性にとっては結構深刻な問題でもあり、昔から悩まされてきました。

近年では多くの生理用ナプキンが摩擦に対して多少改善されて来ましたが、それでも完璧に改善されたわけではありません。

●湿度の上昇によるムレ

多くのナプキンは経血だけでなく、汗なども吸収してくれます。

基本的に生理用ナプキンは汗などを吸収してくれますが、吸収しきれなかったものはムレにつながります。

生理中の理想は定期的にナプキンを新しいものに変えた方が良いのですが、以下の状態が続くと湿度上昇によってムレの原因になりやすいです。

・長時間座った状態が続く
・運動して汗をかいたなど

湿った状態が続くと肌への刺激となり、かゆみやかぶれを伴います。

これは生理中の女性だけに限らず、おむつをしている赤ちゃんにも同じことがいえます。

敏感肌の女性や、元々肌が荒れやすいという方に多く見られる症状です。

生理中にかゆみやかぶれがひどい時の対処法・対策4つ

では生理中にかゆみやかぶれが出てしまったらどうしたら良いのでしょうか。

生理の度にかゆみやかぶれが出て困っているという方は、以下の対処法を参考にしてみてください。

・市薬品を試してみる
・石鹸でこすらない
・外出先ではウェットティッシュを使用
・治らない場合は婦人科を受診する

今後も付き合っていく問題ではあるので、少しでも軽減できるように対処法はいくつか知っておいて損はありません。

●市薬品を試してみる

まずは、薬局などで売っている市販薬で様子見をしましょう。

手軽に実践できる方法の1つで、生理中は常に常備している女性もかなり多い傾向にあります。

デリケートゾーンのかゆみに効果が期待される市販薬にはかなり種類が存在しているので、自分にあった市販薬を試してみてください。

●石鹸でこすらない

デリケートゾーンのかゆみやムレを解消するために、入浴時などに石鹸(ボディーソープなど)でこすり洗いしてしまう女性は多いもの。

実はその方法、あまり得策ではありません。

ついかゆくてこすりたくなる気持ちもありますが、その名の通りデリケートゾーンは他の皮膚に比べてとても繊細です。

傷つきやすい部位でもあるので、石鹼でこすらないように気を付けましょう。

どうしてもかゆみやかぶれが酷い場合は、石鹸ではなくぬるま湯で優しく洗い流す程度で大丈夫です。

●外出先ではウェットティッシュを使用

外出先で万が一かゆみやかぶれが気になるようであれば、ウェットティッシュを活用しましょう。

ウェットティッシュは必ず生理専用のものを使用し、生理用ナプキンに肌があたる部分のみを優しく拭き取ってください。

ウェットティッシュは生理専用のものも売っていますが、赤ちゃん用のおしり拭きでも代用可能です。

かゆみを感じた時にサッと使えるよう、生理用のポーチなどに忍ばせておくと使いやすいです。

●治らない場合は婦人科を受診する

これまで紹介してきた対処法を実践してどうしても改善が見込めない場合は、婦人科を受診してください。

多くの女性の場合、市販薬やウェットティッシュを使用したことで改善したとの声をよく見かけます。

しかし、中にはなかなかかゆみやかぶれが治らないという女性もいるので、市販薬を使って3日経っても改善が見込めなければ婦人科を受診しましょう。

生理中のかゆみやかぶれを防止するポイント4つ

事前に生理中のかゆみやかぶれを防止することは可能です。

しかし、実践すれば必ず防止できるというわけではなく、かゆみなどの緩和を目的としているので十分に注意してください。

・ナプキン選びは慎重に
・ナプキンはこまめに交換して清潔を保つ
・健康に気づかって抵抗力をつける
・皮膚が弱い人は皮膚のケアにも配慮

それでも防止策があるのなら取り入れた方が良いので、上記4つのポイントを参考にしてみてください。

●ナプキン選びは慎重に

生理用ナプキンはどれも同じわけではありません。

・コットン100%使用のもの
・ムレにくいもの
・厚みや長さが異なるもの
・量が多い、または少ない日用など

経血は時間と共に減少していくので、シーンに併せて適切な生理用ナプキンを使用するのがおすすめです。

初日~3日目辺りは経血の量が多いため、厚みや長さもある生理用ナプキンを使用しましょう。

4日目〜最終日までは経血の量が少ないため、ムレなどを防止するために薄いタイプの生理用ナプキンが最適です。

ムレやかぶれやすい方は、やわらかい素材を使用したものがおすすめです。

●ナプキンはこまめに交換して清潔を保つ

長時間お手洗いに行けない場合を除いて、生理用ナプキンはこまめに交換して清潔を保つようにしてください。

本来であれば長時間お手洗いに行けないという状況はあまり好ましくなく、衛生面的にも避けた方が良いです。

経血の量が多い場合は、2〜3時間を目安に交換するのが望ましいです。

経血の量が少ないのであれば、長くても4~5時間おきの交換が理想です。

生理中の嫌な臭いを予防するためにも、こまめに交換しましょう。

●健康に気づかって抵抗力をつける

生理中はとにかく免疫力が低下しがちなので、いつも以上に皮膚が敏感になっています。

生理が訪れた時だけかぶれやかゆみが発生するという方は、免疫力の低下が考えられます。

生理中に少しでも抵抗力を付けるには、十分な睡眠が必要不可欠です。

忙しい時こそ睡眠が重要になってくるので、仕事や勉強などであまり夜更かしはしないようにしましょう。

●皮膚が弱い人は皮膚のケアにも配慮

元々敏感肌の女性などは、生理中に限らず日頃からデリケートゾーンだけでなく他の部位もケアしておきましょう。

生理中はデリケートゾーンだけでなく、他の皮膚も弱くなりがちです。

アレルギー持ちの方は肌荒れしやすい時期でもあるので、1度産婦人科でケアなどの相談をしてみるのもおすすめです。

生理のかゆみやかぶれに関するよくある質問

最後に生理のかゆみやかぶれに関するよくある質問を紹介していきます。

ここで紹介するよくある質問は、以下の3つ。

・生理中のナプキンかぶれにワセリンは使える?
・ナプキンのつけっぱなしは病気につながる?
・夜になると陰部がかゆくなるのはなぜ?

それぞれチェックしていきましょう。

●生理中のナプキンかぶれにワセリンは使える?

生理中のナプキンかぶれに、ワセリンは使用可能です。

ワセリンは皮膚を保護する役割を持っており、経血から肌を守る効果が期待されています。

使用方法としては、まずデリケートゾーンに付着した経血をキレイに洗い流すか、ウェットティッシュで軽く拭き取ってください。

その後デリケートゾーンにワセリンを塗布するだけです。

ワセリンにもさまざま種類が存在していますが、生理時に使用する場合はクリームの色が白色のものがおすすめです。

白色のワセリンは他のワセリンに比べて純度が高く、肌への保護効果が高い傾向にあります。

生理用ナプキンを着用する前に使用すれば、その後の汚れも落としやすくなるので非常におすすめです。

●ナプキンのつけっぱなしは病気につながる?

長時間生理用ナプキンをつけっぱなしにしていると、雑菌が繫殖しやすくなります。

特に経血の量が多い時が最も雑菌が繫殖しやすくなっているので、こまめに生理用ナプキンを交換してください。

雑菌が繁殖するとかゆみや臭いの原因となり、雑菌が膣内に侵入するとトキシックショック症候群(通称:TSS)と呼ばれる細菌感染にかかってしまう可能性が考えられます。

トキシックショック症候群の主な症状としては、以下の通り。

・発熱
・血圧低下
・嘔吐
・下痢
・発疹
・倦怠感など

風邪と似た症状が突発的に発生するため多くの場合、内科を受診される方が非常に多いです。

しかし、見落とす場合があり症状があるのに単なる風邪と診断された場合は、念のため婦人科を受診してみましょう。

●夜になると陰部がかゆくなるのはなぜ?

一概にそうとはいい切れませんが、夜になると陰部がかゆくなるのは精神的な原因が挙げられます。

何かしらのストレスを感じており、脳がかゆいと感じてデリケートゾーンがかゆくなると思われます。

特に布団に入って身体を温めることで、かゆみが強くなる傾向にあります。

就寝中に無意識にデリケートゾーンをかきむしってしまい、よりかゆみに対して敏感に反応してしまうようです。

この場合、病院でステロイド剤や軟膏を使用して治療することが多いです。

まとめ:日頃からのこまめなケアで生理中のかゆみ・かぶれを防ごう

生理中に繰り返すかゆみやかぶれの原因や、対処法なども紹介してきました。

生理中のかゆみやかぶれは、多くの女性にとってとても深刻な問題です。

かゆみやかぶれだけでなく、おりものの状態にも注目してください。

かゆみが酷く、おりものがいつもと違う場合は何かしらの病気が疑われるので早急に産婦人科を受診しましょう。

これからも長く生理と付き合っていくので、自分の身体を労りつつ対処法を実践しながら快適に過ごしていきましょう。