Bi'laxsコラム

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生理中に運動しても大丈夫?メリットや注意点・おすすめの運動を紹介

「生理中に運動したいけれど体調に問題はないの?」とお困りではありませんか?

ここでは、生理中に運動するメリット・デメリット、注意点などについて詳しく解説します。

この記事を最後までご覧いただければ、体に負担をかけることなく生理中の運動を楽しむことができます。生理中に運動したいとお悩みの人は、参考にしてください。

【この記事でわかること】

・生理中に運動しても大丈夫?
・生理中に運動するメリット
・生理中に運動するデメリット
・生理中の運動の注意点
・生理中におすすめの運動3選
・生理中に避けた方がいい運動
・生理中の運動に関してよくある質問

そもそも生理中に運動しても大丈夫?

結論、生理中に運動をしても問題はないとされています。

むしろ、適度な運動をすることによって、生理痛が和らいだり、ストレスが解消されたりする効果が得られます。体調に不安がなければ、無理しない程度に運動をしましょう。

ただし、生理中は貧血や体調不良を起こしやすいので、激しい運動はおすすめできません。

生理中に運動することのメリット

「生理中は体調が不安定なため、できるだけ安静に過ごしたい」と考えている人は多いですが、生理中の不快を改善できるメリットがあります。

生理中に運動することの具体的なメリットは以下の通りです。

・血行が促進される
・ストレス解消に繋がる
・生理痛の緩和

上記3点について詳しく解説するので、参考にしてください。

●生理中に運動することのメリット

「生理中は体調が不安定なため、できるだけ安静に過ごしたい」と考えている人は多いですが、生理中の不快を改善できるメリットがあります。

生理中に運動することの具体的なメリットは以下の通りです。

・血行が促進される
・ストレス解消に繋がる
・生理痛の緩和

上記3点について詳しく解説するので、参考にしてください。

●血行が促進される

生理中に運動することで全身の血行が促進され、余分な水分を排出し、むくみの改善が期待できます。

排卵後から生理期にかけて、女性の卵巣から分泌されるのは、プロゲステロンという女性ホルモンです。プロゲステロンは、体に余分な水分をため込みやすい性質があるため、生理前の女性はむくみ症状で悩むことが増えます。

生理中の適度な運動は、女性特有のお悩みを解消することができるので、無理のない範囲での運動を心掛けましょう。

●ストレス解消に繋がる

適度な運動はストレス解消効果があるので、生理中の気分の浮き沈みを整えることができます。

生理中の女性は、女性ホルモンのバランスが不安定なので、イライラしたり、涙もろくなったりしがちです。

気分の不調が激しく、仕事や人間関係に影響を及ぼしてしまう人もいます。 心地よい疲労感によって、気分がリフレッシュできるので、気分の浮き沈みにお悩みの人は適度な運動がおすすめです。

●生理痛の緩和

生理中に適度な運動を取り入れると、子宮の血流が促進され、生理痛の緩和が期待できます。

生理中、経血を体外へ排出するためには、子宮を収縮させなければなりません。その際、プロスタグランジンという痛み物質を分泌するため、下腹部や腰の痛みを伴います。

血行が滞り、血液が体外へ排出されにくくなると、プロスタグランジンの分泌量が増え、生理痛の悪化につながるのです。

生理痛が辛いと「運動をする気分にはならない」という人も多いかもしれませんが、生理痛の緩和には、滞っていた子宮の血行促進が大切となります。

生理中に運動することのデメリット

生理中に運動することによって得られるメリットは多いですが、当然デメリットもあります。

生理中の女性は、経血の排出によって血液と鉄分が失われ、貧血に陥りやすいです。貧血はめまいやふらつき、立ち眩みといった症状を起こすため、運動中の転倒や事故につながる可能性が高くなります。

生理中は体調に配慮しながら、無理のない負荷で運動を行いましょう。特に、日頃から貧血気味の人や、経血量が多い人は充分に注意してください。

また、運動中は汗をかきやすいため、蒸れて生理用品でかぶれやすくなります。生理用品によるかぶれは、思いがけない肌トラブルを引き起こす場合があるので注意が必要です。

生理中の運動では、自分に合った生理用品を使用し、清潔に保つように心掛けてください。

生理中に運動する際の注意点

生理中は生理痛以外にも、さまざまな不調が起こりやすいです。

安全に運動を楽しむためには、注意点を守るようにしましょう。

生理中に運動する際の注意点は、以下の通りです。

・無理のない範囲で行う
・経血漏れに注意する

上記2点について詳しく解説していきます。

●無理のない範囲で行う

生理中は体調不良につながりやすいので、激しい運動は不向きです。生理中は普段と比べて疲労を感じやすいので、想像していた以上に体に負担がかかっている場合があります。

生理中の適度な運動は、ストレスの解消や生理痛の緩和といった嬉しい効果が得られるので、自分の体力や体調に合わせた負荷の運動を心掛けてください。

生理前は食欲の増加やむくみによって体重が増えてしまうことで「生理中に積極的に運動をしたい」と考える人は多いです。しかし、不調や疲労を感じている際は、無理して運動をしないように注意しましょう。

また、運動中に体調不良を感じたら、すぐに運動を中断してゆっくり休んでください。

●経血漏れに注意する

生理中の運動は、経血が漏れてしまう場合があるので、生理用品や下着、ボトムスで対策しましょう。

・ナプキンがずれないように、羽付きで大きめのナプキンを選ぶ
・タンポンや月経カップなど挿入タイプの生理用品を使用する。
・長時間連続した運動は避け、ナプキンはこまめに交換する
・経血漏れに備えて、黒や紺色など経血が目立ちにくい色のボトムスを着用する
・吸水ショーツを着用する

挿入タイプの生理用品は苦手と感じる人も多いため、いろいろ試して自分に合っていると感じたものを活用するのがおすすめです。

生理中におすすめの運動3選

普段から日常的に運動を取り入れている人でも、生理中は体調に考慮して運動する必要があります。生理中におすすめの運動は以下の通りです。

・ストレッチ
・ヨガ
・ジョギングやウォーキング

上記3点について詳しく解説するので、確認してみましょう。

●ストレッチ

ストレッチは、自宅で気軽に取り入れやすい運動方法です。

下半身を中心としたストレッチなら、骨盤周りの筋肉がほぐれて血行が改善されるため、むくみや生理痛への効果が期待できます。

生理痛がひどい人や運動が苦手な人でも、無理せず行いやすいのでおすすめです。ただし、痛みを感じるほどのストレッチは避けましょう。心地よい痛みを感じる程度の負荷を心掛けてください。

アロマやヒーリング音楽も合わせて取り入れると、生理中のイライラや気分の浮き沈みにも効果的です。

●ヨガ

ヨガはストレッチ同様、気軽に取り入れやすい運動の一つです。全身のストレッチ効果があるので、血行の促進によるむくみや生理痛の緩和が期待できます。

普段から日常的にヨガを続けている人は、生理中も継続して行うのがおすすめです。

ただし、ホットヨガは体への負担がかかりやすいので生理中には不向きとされています。ヨガを行なう際は、心地良い痛みを感じる程度にとどめて、ゆっくり体を伸ばしましょう。

また、これまでにヨガを行ったことがない人が、生理中にヨガを始めると、無理をして怪我につながるおそれがあります。

ヨガを始める際は、生理中以外のタイミングで、体調が良い日を選んでください。

●ジョギングやウォーキング

ジョギングやウォーキングは有酸素運動なので、全身の血行が促進されます。

会話ができる程度の負荷なら、立ちくらみで倒れてしまったり、貧血で気分が悪くなったりするのを防げるのでおすすめです。

また、自然の中で日光を浴びて、景色を楽しみながらジョギングやウォーキングを行えば、憂鬱な気分を解消できます。

ただし、ジョギングやウォーキングは疲労を感じやすいため、生理痛がひどい日は避けましょう。

もし体調が安定していると感じても、思いがけず体調不良が生じる場合があります。遠くまで足を伸ばしすぎず、近場の公園や自宅周辺で行いましょう。

生理中に避けた方がいい運動

生理中はどんな運動でも行ってもよいとは限りません。

しかし、生理中に向かない運動もあるので注意が必要です。具体的には、以下の運動は、生理中に控えた方がいいといえます。

・水泳
・室温の高い場所で行う運動
・大量の汗をかく運動

上記3点について詳しく解説するので、参考にしてください。

●水泳

生理中の水泳は、適切にタンポンを使用すれば経血漏れを防ぐことができます。

ただし、水泳は動きが激しく、体に負荷がかかりやすいため、体調不良の原因になりかねません。長時間プールの水に浸かることで体が冷えてしまい、生理痛が悪化する可能性もあります。

また、生理中の膣は免疫力が低下しているため、外部からの雑菌に弱い状態です。トリコモナス腟炎や、レジオネラ症といった感染症にかかってしまうおそれがあります。

「生理予定日に水泳の大会が控えている」「旅行でどうしても水泳がしたい」という場合、前もって産婦人科の医師に相談しましょう。

産婦人科の医師が必要であると判断した場合、生理予定日をずらすピルを処方してもらえるので安心です。

●室温の高い場所で行う運動

室温の高い場所で行う運動を生理中に行うと、脱水や貧血を起こす恐れがあります。生理中は、経血の排出によって全身の血液量が少なくなっており、脱水や貧血に陥りやすい状態です。

ホットヨガなど、室温の高い場所で行う運動は大量に汗をかくため、体内の水分が失われやすくなっています。

そのため、生理中は室温の高い場所での運動は避け、適切な水分・ミネラル分の補給を心掛けましょう。

●大量の汗をかく運動

生理中は、炎天下でのジョギングやスポーツなど、大量に汗をかく運動を避けましょう。

なぜなら、脱水や貧血だけでなく生理痛の悪化を招くおそれがあるからです。

体の中の水分が失われた血液がドロドロとしているので、経血として排出されにくくなるので、子宮の収縮が強まってしまいます。生理痛を和らげるために過度な運動をすると、生理痛の悪化につながりかねません。

できれば、生理中に大量の汗をかく運動は控えて生理が終わってから行うようにしましょう。

生理中の運動に関するよくある質問

最後に、生理中の運動に関するよくある質問に回答していきます。

生理中は体調や気分が不安定になりがちなので、「運動を楽しめない」と感じる人が多いです。

特に生理中の運動への不安や疑問を抱えたまま運動を行っても、かえってストレスになってしまう場合があります。

よくある質問は、言い換えれば多くの人が感じている悩みです。事前に把握しておき対策を練っておきましょう。

・生理中に筋トレしても大丈夫?
・生理中の運動で出血量は増える?
・生理中の運動で経血漏れしない方法はある?

上記3点について詳しくお答えしていきます。

●生理中に筋トレしても大丈夫?

生理中の筋トレは、控えた人が良いとされています。

なぜなら、生理中は経血の排出によって血液が失われており、貧血を起こしやすくなっているからです。そのため、筋肉を酷使する筋トレは、血流が筋肉へ優先されてしまうため、貧血症状を起こしてしまう可能性があり、注意が必要です。

普段から体型維持や健康のために筋トレを取り入れている人は、生理が終わってから行いましょう。

●生理中の運動で出血量は増える?

運動後は経血量の増加を感じやすいですが、出血量自体が増えたわけではありません。運動することによって、膣内にとどまっていた経血の排出が促され、一時的に「経血量が増えた」と感じやすくなってしまうのです。

生理中の運動によって出血量自体に変化はないので、安心して運動を取り入れましょう。

●生理中の運動で経血漏れしない方法はある?

生理中の運動で経血漏れは、生理用品や下着を工夫することで対策することができます。

・羽付きの大きめのナプキンや、ショーツ型のナプキンを使用する
・経血カップやタンポンを使用する
・生理用の吸水ショーツを使用する

ただし、昼間でも頻回に夜用のナプキンを交換しなければならないほど、経血量があまりにも多い場合、お近くの産婦人科を受診して医師に経血量の多さを相談しましょう。

まとめ:生理中の運動は体に無理のない範囲で行おう

生理中の運動は、むくみや生理痛の改善、ストレスの解消といった嬉しい効果が得られます。

そのため、体調不良がひどくなければ、無理のない範囲で運動を取り入れてみましょう。ストレッチやヨガ、ジョギング、ウォーキングといった運動なら、生理中でも体への負荷がかかりにくいためおすすめです。

また、生理の不調にお悩みの人は自己判断せず、産婦人科の受診も検討してください。生理中は心身ともに不安定になりがちなので、手軽に取り入れやすい運動で不調を和らげましょう。