Bi'laxsコラム

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生理痛を和らげるコンビニの飲み物・食べ物一覧|控えるべきものは?

ここでは、コンビニで買える生理中におすすめの飲み物・食べ物や、控えるべき飲み物・食べ物について詳しく解説していきます。

「コンビニで手軽に買える食べ物や飲み物で生理痛を和らげたい」と考えている女性は少なくありません。コンビニにはさまざまな商品があり、栄養バランスが維持できるものとそうでないものも多くあります。

この記事を最後まで読み終えていただけたら、生理痛の緩和に役立つ飲み物・食べ物がわかり、食生活の見直しにつなげられます。

手軽に買いやすい飲み物・食べ物で生理痛を和らげたい人は、ぜひ参考にしてください。

【この記事でわかること】

● そもそも生理痛の主な原因は?

● 生理中におすすめのコンビニで買える飲み物5選

● 生理中におすすめのコンビニで買える食べ物

● 生理中に控えるべきコンビニの飲み物・食べ物

そもそも生理痛の主な原因は?

生理痛とは、剥がれ落ちた子宮内膜が体外に排出される際に生じる痛みのことです。

子宮内膜を体外に排出させるために「プロスタグランジン」というホルモンが分泌され、子宮が強く収縮します。その結果、下腹部痛や腰痛を自覚するのが生理痛の仕組みです。

また、子宮以外に以下のような全身の様々な筋肉を収縮させます。

生じる症状 影響を受ける部位
頭痛やめまい 頭部の血管平滑筋の収縮
吐き気や下痢 胃や腸の筋肉が活発に収縮

生理痛の痛みのレベルは、軽く済む人もいれば、毎月寝込んでしまう人もいるなど、個人差があるといえるでしょう。

ここからは、生理痛を悪化させてしまう原因を詳しく解説します。毎月の生理痛に悩まされている人は、当てはまる原因があるかを確認してみましょう。

生理痛を悪化させてしまう原因

生理痛を悪化させてしまう原因は、主に以下の通りです。

  • ホルモンバランスや自律神経の乱れ
  • 過度なストレス
  • 身体の冷えによる血行不良
  • 婦人科系疾患(子宮内膜症・子宮腺筋症・子宮筋腫)

ホルモンバランスや自律神経の乱れ、過度なストレスは、プロスタグランジンの分泌量を増やすとされています。

日頃からストレスや疲労を感じている人は、十分に休息をとるようにしましょう。

また、冷えによる血行不良は子宮の筋肉が硬くなり、収縮性が低下する原因となります。子宮収縮を促すためにプロスタグランジンの分泌量が増えた結果、子宮収縮が強まり、生理痛が悪化してしまいます。

普段から冷えを自覚している人は、身体を冷やさないように衣類や室温を調整するほか、身体の内側から温まるように飲食物に配慮することが大切です。

生理中におすすめのコンビニで買える飲み物5選

「生理中のコンディションが整いやすくなる飲み物はないのか」と疑問に思っている女性は少なくありません。そこで、生理中におすすめのコンビニで買える飲み物は以下の通りです。

  • ココア
  • 豆乳
  • 生姜ドリンク
  • カモミールティー
  • チャイティー

上記5つの飲み物について詳しく解説していくので、生理痛にお悩みの人は普段の生活に取り入れてみましょう。

ココア

ココアに含まれている「テオブロミン」という成分は、血行を促す作用が期待できます。子宮の収縮を抑えて、生理痛の緩和をサポートしてくれるでしょう。

そのほかにも、ストレスを和らげたり、お腹の調子を整えたりします。注意しなければならないのは、ココアは砂糖を多く含んでいるのでカロリーオーバーしやすい点です。

生理中は、どうしても甘いものが欲しくなる傾向にあるので、1日1杯を目安にし飲みすぎないようにしましょう。

豆乳

豆乳には、女性ホルモンのエストロゲンに似た構造をしているので、ホルモンバランスを整えるのに役立つでしょう。

1日コップ1杯が目安となりますが、他の大豆製品も積極的に摂っている場合は、大豆イソフラボンの摂りすぎに注意してください。

大豆イソフラボンを含む食品を摂りすぎると、エストロゲン過多に近い状態となるため、乳がん発症リスクが高まるとされています。

また、冷たいままだと身体が冷えやすくなるので、温めて飲むのがおすすめです。

生姜ドリンク

生姜ドリンクは、スライスした生姜を1週間ほどハチミツに漬け、漬け汁をお湯で割った飲み物です。ほんのりとしたハチミツの甘さだけでなく、生姜のスパイシーな風味も感じられるので、甘いものが苦手な人でもすっきりと飲みやすいでしょう。

生姜には、プロスタグランジンの合成を抑えるはたらきがあるといわれており、生理痛の緩和をサポートします。生理痛が強いときや、身体の冷えが気になる朝に飲むと良いでしょう。

また、温かい豆乳で割った「生姜豆乳ドリンク」なら、大豆イソフラボンも同時に摂取できます。

カモミールティー

カモミールティーは身体が温まり、子宮収縮を抑えるとされています。特有の香りによってリラックスできるので、生理痛を和らげる効果が期待できるでしょう。

カモミールティーは1日コップ1杯を目安に、生理痛が強いときに飲むようにしてください。

また、身体の冷えが気になりやすい朝や入眠前に飲むのもおすすめです。

チャイティー

チャイティーとは、インド式に甘く煮だしたお茶で、ミルクや砂糖、スパイスを多く使っています。シナモンやカルダモン、クローブといったスパイスは、日本でも手軽に入手でき、独特の香りから人気が高い傾向にあります。

また、味や香りの好みに合わせて、スパイスをオリジナルでブレンドできる楽しみもあります。

チャイティーは血行を促したり、身体を温めたりする作用が期待でき、生理痛に悩んでいる人にぴったりです。

ただし、砂糖やミルクによってカロリーが高くなりやすいので、ダイエット中は飲み過ぎに注意してください。カロリーオーバーとならないように、1日1杯を目安にすると良いでしょう。

生理中におすすめのコンビニで買える食べ物

生理中の身体はとてもデリケートであり、生理痛を始めとした多くの不調を抱えやすい傾向にあります。そこで、普段の食生活を見直すことで、生理に伴う不調の解消を目指しましょう。

生理中におすすめの、コンビニで買える食べ物は以下の通りです。

  • 鉄分を含む食べ物
  • マグネシウムを含む食べ物
  • 大豆イソフラボンを含む食べ物
  • DHAやEPAを含む食べ物
  • 体が温まる食べ物

上記5つの食べ物について詳しく解説していくので、普段コンビニをよく利用する人は参考にしてください。

鉄分を含む食べ物

生理中は経血が体外に排出され、鉄欠乏性貧血に陥りやすくなります。そのため、鉄分を多く含む食べ物を摂り、不足しがちな鉄分を補うことが大切です。

レバーや赤身の肉、魚、大豆製品、ほうれん草、海藻、プルーン、ごまなどの食材には鉄分がたっぷりです。なかでも、コンビニで購入できる鉄分を多く含む食べ物は以下の通りです。

  • ひじきを含むメニュー(ひじきの煮物やひじきサラダ)
  • 茹でた枝豆
  • ドライプルーン
  • しじみの味噌汁

また、鉄分の吸収をサポートする栄養素はビタミンCといわれています。鉄分を多く含む食べ物と一緒に、レモンやブロッコリーなどを摂ると良いでしょう。

マグネシウムを含む食べ物

マグネシウムには、子宮の収縮を抑えるはたらきや、イライラを和らげる効果があるとされています。

生理痛が気になるだけでなく、イライラから食欲が増えがちな人はマグネシウムを含む食べ物を摂取しましょう。コンビニで手軽に購入できるのは、以下の通りです。

  • アーモンドやカシューナッツなど
  • 海藻入りのスープやサラダなど
  • 大豆製品(納豆や豆腐バー、豆腐の味噌汁など)

特に、海藻入りのスープや豆腐のみそ汁などは、冷えた体を温めるのにも有効です。

大豆イソフラボンを含む食べ物

大豆イソフラボンを含む食べ物は、ホルモンバランスが整いやすくなり、生理に伴う心身の不調を緩和するのに役立つでしょう。

コンビニで買える大豆製品は、以下のようなメニューが挙げられます。

  • 豆乳
  • 納豆巻き
  • 豆腐バー
  • 大豆原料のシリアルバー

特に、豆腐バーは低脂質・高たんぱく質であるとして、ダイエット中の女性から人気が高いです。ワンハンドで摂れるものが多いので、仕事の合間でも手軽に摂りやすいでしょう。

DHAやEPAを含む食べ物

「DHA(ドコサヘキサエン酸)」や「EPA(エイコサペンタエン酸)」は、青魚に豊富に含まれている栄養素です。DHAやEPAには、以下のような効果が期待できます。

  • 血流を促して生理痛を和らげる
  • 代謝をアップして脂肪燃焼をサポートする
  • 記憶力や集中力をアップさせる

特に、血の巡りを良くしてくれるので、生理中は積極的に摂るのがおすすめです。また、生理痛の対策以外に、ダイエットや仕事に集中して取り組みたいときにもぴったりの食品といえます。

DHAやEPAを多く含んでいる食品で、コンビニで購入できるのは、サバの缶詰やパック入りのサバの味噌煮、サバの塩焼きなどです。

種類は少ないので、他の食品と組み合わせて上手に取り入れてみましょう。

体が温まる食べ物

身体の冷えは生理痛の大敵となるため、生理中は身体が温まる食べ物がおすすめです。以下のように種類が多いので、コンビニを頻繁に利用する人でも飽きにくいといえます。

  • 生姜を含むメニュー(生姜焼き弁当、チューブ生姜をスープやお茶に入れる)
  • 根菜類を含むメニュー(筑前煮やごぼうサラダ)

チューブ生姜はスープや飲み物、お粥に入れるなどアレンジしやすいので重宝します。

また、上着を一枚多く羽織ったり、ストールやブランケットを取り入れたりすると、食べ物によって温まった身体を維持しやすく、生理痛の緩和に効果的です。

生理中に控えるべきコンビニの飲み物・食べ物

生理中に特定の飲み物・食べ物を摂ると、体調を崩しやすくなるおそれがあります。

そこで、生理中に控えるべきコンビニの飲み物・食べ物は以下の通りです。

  • インスタント食品
  • カフェインを多く含む飲み物・食べ物
  • 糖分を多く含む飲み物・食べ物
  • 体を冷やす飲み物・食べ物

上記4つの飲み物・食べ物について詳しく解説します。

インスタント食品

インスタント食品は、健康を維持するのに必要な栄養素が充分に含まれていません。普段から控えることが望ましいといえますが、特におすすめできない理由は以下の通りです。

  • 栄養不足から貧血を起こしたり、血の巡りが悪くなったりするから
  • 塩分量が多く、むくみやすくなるから
  • カロリーが高いので体重増加につながりかねないから

生理前から生理中にかけて、味付けの濃い食べ物や、脂っぽい食べ物が無性に食べたくなる人は少なくありません。

特に、コンビニではカップ麺やホットスナックといった食品を手軽に購入できます。しかし、生理痛を悪化させるだけでなく、生活習慣病のリスクも高まるため、なるべく摂取しないようにしましょう。

カフェインを多く含む飲み物・食べ物

カフェインは適度に摂取すれば、血行促進が期待できるので身体を温めたり、代謝を促したりするのに役立つでしょう。

しかし、カフェインを摂りすぎると、以下のような理由から身体が冷えやすくなります。

  • 自律神経が乱れて血管が収縮し、血行が悪くなるから
  • 利尿作用によって体内の水分が失われて体温が下がるから

生理中は、温かいコーヒーや紅茶を飲みたくなる人が多いものの、摂りすぎには注意が必要です。少量であれば問題はないとされているので、1日1〜2杯程度にとどめましょう。

また、気分転換のためにコーヒーや紅茶を飲みたい場合、生理中はデカフェに切り替えるのもおすすめです。

糖分を多く含む飲み物・食べ物

白砂糖などには身体を冷やす働きがあるので、糖分を多く含む飲み物や食べ物は控えましょう。

ただし、きび砂糖や甜菜糖のように茶色い砂糖を使ったスイーツであれば、白砂糖に比べて身体が冷えにくいのでおすすめです。

体を冷やす飲み物・食べ物

冷たい飲み物やデザート、夏野菜・生野菜、果物などは身体を冷やすので、生理中はおすすめできません。

特に、夏野菜や生野菜はカリウムがたっぷり含まれており、利尿作用があるといわれています。排尿回数が増えると体内の水分が排出されるため、身体が冷えやすい傾向にあります。

ただし、生野菜は10分ほどの水さらしや加熱によって、含まれているカリウムの量を減らすことが可能です。

野菜を摂る際は身体を冷やしやすい生食は避け、調理方法を工夫するようにしましょう。

生理中の飲み物・食べ物に関するよくある質問

最後に、生理中の飲み物・食べ物に関するよくある質問を紹介します。

  • 生理中にキムチを食べても問題ない?
  • 生理中にカフェインがダメな理由は?

上記の質問に回答していきます。

生理中にキムチを食べても問題ない?

生理中にキムチを食べても、一般的には問題ありません。

キムチに使われている唐辛子には、「カプサイシン」という辛味成分が含まれており、食欲増進や血行を促す作用が期待できるでしょう。

キムチスープやキムチ鍋といった温かい料理にアレンジすれば、身体がより温まり、生理痛の緩和に役立ちます。

ただし、効果が期待できるからといって過剰摂取は避けるようにしましょう。

生理中にカフェインがダメな理由は?

前述の通り、生理中にカフェインを摂り過ぎると身体が冷えやすくなり、生理痛の悪化につながります。

1日3杯以上のコーヒーや紅茶は、カフェインを摂りすぎてしまうので注意してください。

ただし、適度な量のカフェインであれば血行促進をサポートし、身体が冷えにくくなります。

1日1〜2杯程度にとどめれば、カフェインの摂り過ぎとはいえません。

生理中だけでなく日頃の食生活も意識しよう

生理中は、下腹部痛や腰痛の他、吐き気や下痢といったさまざまな不調が生じやすいといえます。ストレスやホルモンバランスの乱れ、冷えなど、不調の原因は人によって異なります。

そこで、生理に伴う不調を和らげる効果が期待できる飲み物や食べ物を積極的に取り入れ、食生活を見直しましょう。また、生理中だけでなく、普段から摂るように意識することも大切です。