Bi'laxsコラム
VIO脱毛は麻酔すれば痛くない?種類やデメリット・痛みを抑える方法も
この記事では、VIO脱毛は麻酔をすれば痛いと感じないのかを解説します。
VIOの医療脱毛を検討していても、VIO脱毛は痛いと聞いて施術を受けようか迷っている人は少なくありません。その場合、麻酔を受ければ痛みを感じずにVIO脱毛ができると考えるでしょう。
本記事では、VIO脱毛で用いられる麻酔の種類や麻酔使用のデメリットを詳しく解説します。VIO脱毛の施術で痛みを抑える方法や麻酔を使用したほうがよい人の特徴も紹介するので、VIO脱毛で痛みが心配な人はぜひ本記事を最後までお読みください。
【この記事でわかること】
● VIO脱毛で麻酔を使用できるか
● VIO脱毛で用いられる麻酔の種類
● VIO脱毛で麻酔を使用するデメリット
● VIO脱毛の施術による痛みを抑える方法
● VIO脱毛で麻酔を使用したほうがよい人の特徴
VIO脱毛で麻酔を使用するのは医療脱毛のみ
麻酔は医療行為に該当するため、麻酔を使用できるのは医療機関で受ける医療脱毛のみです。施術時の痛みが心配だから麻酔をしたい人は、医療脱毛を選びましょう。
一方、脱毛サロンやエステサロンは医療機関による脱毛ではないため、麻酔を使用できません。
しかし、サロンで使用される光脱毛は、医療脱毛に比べて照射時のパワーがマイルドで痛みに配慮されています。肌にやさしい脱毛機を使用するサロンもあり、脱毛効果だけでなく美肌効果も目指せます。
VIO脱毛で麻酔を使用すれば痛くないのか
VIOは脚や腕などに比べて、脱毛の施術時に痛みや熱を感じやすい部位といわれています。施術時の痛みが不安な人は、痛みに配慮された脱毛方法を選ぶことがおすすめです。
ここでは、麻酔なしのVIO脱毛は痛いのかを解説します。
麻酔なしのVIO脱毛は痛いのか
VIO脱毛の施術時には、「輪ゴムで弾かれたように痛い」や「電気が走ったような痛みがある」などと人によって異なる痛みを感じる場合があります。
VIO脱毛で痛みや熱を感じやすい理由として、以下4つが挙げられます。
- 粘膜に近くて皮膚が薄いため、デリケートである
- 骨に近いので施術時の痛みが響きやすい
- ムダ毛が太くて濃いので、照射時にライトやレーザーが反応しやすい
- 肌の色素沈着によってライトやレーザーが分散して反応する
特に、VIO脱毛の初回では、太くて濃いムダ毛が密集しているため、照射時にライトやレーザーが反応しやすいといえます。
医療脱毛の場合はサロンの光脱毛に比べて照射時のパワーが強く、痛みを感じる人は少なくありません。麻酔を使って施術を受けると、不安を和らげられるでしょう。
VIO脱毛で用いられる麻酔の種類
VIO脱毛で用いられる麻酔にはいくつかの種類があり、効き目の強さや注意点はそれぞれ異なります。
- 麻酔クリーム
- 麻酔テープ
- 静脈麻酔
- 笑気麻酔
上記4つの麻酔の種類を詳しく解説するので、通いたい脱毛クリニックで使用されている麻酔と比較しましょう。
麻酔クリーム
麻酔クリームを施術部位に塗布すると、リドカインが浸透して肌表面の神経を麻痺させられます。手軽に痛みを軽減できるため、麻酔クリームを取り扱う医療脱毛クリニックは多くあります。
麻酔クリームが効くまで20〜30分程度かかるため、施術直前に希望することは難しいといえます。自宅で施術部位に塗布してから来院し、脱毛の施術を受けるという流れが一般的です。
施術当日になって麻酔を希望する場合は、予約時間より30分以上前に来院するか、他の麻酔に切り替えてもらうかなどの対応が必要です。また、麻酔が効き始めると肌表面の感覚が鈍くなるため、しっかり効果を体感できるようになってから施術を実施します。
ただし、麻酔クリームを使いすぎると中毒になるおそれがあり、全身への使用はできません。痛みを感じやすいVIOや脇、顔などへ優先的に使用します。
全身脱毛の施術で脚や腕などの痛みも和らげたい人には向かないでしょう。
麻酔テープ
麻酔テープは麻酔クリームと同様に、リドカインによって肌表面の感覚を鈍くさせます。しかし、肌に浸透する麻酔の量が少ないため、他の種類の麻酔に比べて効果を期待しにくいでしょう。
また、麻酔が効き始めるまでに30分〜1時間程度かかる点に注意が必要であり、凹凸のある部分や汗をかきやすい部分にはフィットしにくいため、VIOには適していません。
麻酔テープは、医療脱毛クリニックより歯科クリニックで用いられるケースが一般的です。
静脈麻酔
静脈麻酔は鎮静・鎮痛効果が高く、眠っている間に脱毛の施術を終えられます。
しかし、静脈麻酔ほど強い麻酔を必要とする脱毛部位は少なく、男性のヒゲ脱毛でしか用いられない場合が一般的です。
静脈麻酔の数時間前に食事制限があったり施術後は車の運転ができなかったりと、日常生活にさまざまな支障をきたします。
特に、麻酔が切れた直後は意識が朦朧としており、しっかり立てるようになるまで院内で安静にする必要があります。
笑気麻酔
笑気麻酔を受ける際は、鎮静・鎮痛作用のあるガス(亜酸化窒素)を鼻や口から吸入します。吸入から30秒程度でふわふわとした感覚になり、痛みに対する不安を軽減できます。
麻酔クリームや麻酔テープとは異なり、すぐに効果を期待できるメリットがあります。吸入を終えるとすぐに効果が薄れる手軽さも、メリットの1つです。
また、全身麻酔や静脈麻酔ほど効き目が強くないので、施術者からの問いかけには問題なく反応できるでしょう。
VIO脱毛で麻酔を使用するデメリット
VIO脱毛は痛みを感じやすいとされているため、麻酔を使用すれば不安をあまり感じることなく施術を受けられるでしょう。
ただし、麻酔にはデメリットがあり、麻酔を希望する前に把握しておく必要があります。
- 追加料金が発生するケースがほとんどである
- 副作用が起こるリスクがある
上記2つのデメリットを詳しく解説するので、どのようなデメリットがあるのかチェックしましょう。
追加料金が発生するケースがほとんどである
医療脱毛では、麻酔が有料オプションであるケースがほとんどです。
脱毛プランや麻酔の種類によって、麻酔の料金は異なります。脱毛のたびに麻酔を希望したい人は、施術料のなかに麻酔の料金を含んでいる医療脱毛クリニックがおすすめです。
予算内に収めるためにも、麻酔でかかる料金をあらかじめ把握しておきましょう。
副作用が起こるリスクがある
施術当日のコンディションや体質などによっては、副作用が起こるおそれがあります。特に注意が必要な副作用は以下の通りです。
麻酔の種類 | 副作用 |
麻酔クリーム・麻酔テープ | ● 麻酔をした部位の不快感や赤み、かゆみやじんましんなど
● 吐き気やめまい、頭痛や倦怠感など |
笑気麻酔 | ● まれに吐き気や頭痛、めまいなど
● 非常にまれにてんかんや過呼吸、喘息などの発作の悪化 |
静脈麻酔 | ● 発熱や頭痛、めまい、悪心・嘔吐、けいれんなど |
麻酔は痛みを和らげるのに役立つ一方で、身体に負担がかかりやすくなります。
また、脱毛への不安や緊張が強いと、体調の悪化につながるケースがあります。施術当日に体調が悪い場合は、医師や看護師に相談して予約をキャンセルしましょう。
VIO脱毛の施術による痛みを抑える方法
VIO脱毛の施術で痛みを和らげる方法は、麻酔のみではありません。
- スキンケア・自己処理を習慣的に行う
- 黒ずみ対策を実施する
- 施術後に十分なケアを行う
上記3つの方法を解説するので、VIO脱毛を受ける際に試してみましょう。
スキンケア・自己処理を習慣的に行う
VIO脱毛の施術を受ける前に、ムダ毛を自己処理する必要があります。誤った自己処理は肌に負担を与え、乾燥や肌荒れ、敏感肌などの肌トラブルを起こしてしまいます。
自己処理を行う際は、以下3つのポイントに注意してください。
- ムダ毛の流れに合わせた”順剃り”を心がける
- 電気シェーバーやカミソリの刃を肌に強く押し当てない
- 繰り返し同じ場所を剃らない
VIOは凹凸のある部位であるため手が届きにくく、自己処理が難しい場合があります。無理に自己処理をしようとせず、クリニックやサロンに任せることも選択肢の1つです。
また、自己処理後は保湿を中心としたスキンケアで肌荒れを防ぎましょう。
黒ずみ対策を実施する
VIOは、下着・生理用品による摩擦や自己処理などで黒ずみ(色素沈着)が起こりやすい部位です。黒ずみがあると、ライトやレーザーが反応して痛みを強く感じるでしょう。
そこで、以下のような黒ずみ対策を取り入れましょう。
- ゆったりとした下着やボトムスを選ぶ
- 入浴時はVIOを強く擦らず、やさしく洗う
- 自己処理はカミソリではなく電気シェーバーを使用する
医療脱毛クリニックによっては、黒ずみ対策に有効なハイドロキノンクリームを取り扱っているため、カウンセリング時に相談することがおすすめです。
黒ずみ対策は、取り入れてすぐに効果を期待できるものではないため、根気強く継続しましょう。
施術後に十分なケアを行う
医療脱毛後は、レーザーの熱によって皮膚が乾燥している状態になります。乾燥した皮膚はダメージを受けやすいため、施術による炎症や痛みが生じやすくなります。
施術後は保湿ケアを行い、乾燥した皮膚の潤いをキープすることが大切です。特に、デリケートゾーン専用のローションやオイルは低刺激性であるため、負担が少ないでしょう。
また、VIOは汗やおりもの、経血などで蒸れやすい部位です。おりものシートやナプキンはこまめに交換し、常に清潔な状態を保つよう心がけましょう。
VIO脱毛で麻酔を使用したほうがよい人の特徴
ここでは、VIO脱毛で麻酔を使用したほうがよい人の特徴を解説します。
- 高い脱毛効果を感じたい人
- レーザーを長時間浴びるのが怖い人
- 脱毛針を差し込む痛みが苦手な人
上記3つの特徴に自分があてはまるか、それぞれチェックしてみましょう。
高い脱毛効果を感じたい人
VIO脱毛で痛みを強く感じる場合、施術時のパワーを下げて調整してもらう必要があります。
しかし、施術時のパワーを下げると、ムダ毛にしっかりアプローチすることが難しく、満足のいく仕上がりになるまで施術回数を重ねなければなりません。
少ない施術回数で高い脱毛効果を得たい場合は、麻酔を使用して照射時のパワーをキープしましょう。
レーザーを長時間浴びるのが怖い人
全身や複数の部位を施術する場合、施術時間が長くかかります。レーザーへの不安が強い人は長い施術中に緊張感が高まり、本来より痛みを強く感じる場合があります。
レーザーに対する恐怖心があるなら、リラックスして施術を受けられる笑気麻酔の使用がよいでしょう。なかには笑気麻酔の使用で眠ってしまう人もおり、レーザーへの恐怖を感じにくいといえます。
脱毛針を差し込む痛みが苦手な人
医療脱毛には、広範囲の部位を施術するレーザー脱毛以外の方法として、ムダ毛1本1本をケアする”医療針脱毛(ニードル脱毛)”があります。
医療針脱毛は、毛穴に細い絶縁針を刺して微弱な電流を流し込むことで毛根にアプローチする脱毛方法です。一度ケアした毛穴は、医療脱毛と同時に半永久的な脱毛効果を期待できます。
また、レーザーやライトによる脱毛とは異なり、粘膜部分や白髪もケアできる点が特徴です。
ただし、針を刺して電流を流す際に痛みを感じやすいとされています。医療針脱毛を検討しており、できるだけ痛みを取り除きたいなら、麻酔を使用しましょう。
VIO脱毛の麻酔に関するよくある質問
ここでは、VIO脱毛の麻酔に関するよくある質問に回答します。
- 医療脱毛は死ぬほど痛いって本当?
- 麻酔を使用しても痛いのはどうして?
- 笑気麻酔と麻酔クリームはどっちが痛くない?
上記3つの質問から、抱える疑問を解消しましょう。
医療脱毛は死ぬほど痛いって本当?
医療脱毛による痛みの感じ方には、個人差があります。施術時の痛みに対する不安で緊張していると、余計に痛みを強く感じるケースは少なくありません。
施術時に想定よりも痛みを強く感じる場合は、施術者にパワーを調整してもらえます。また、痛みに弱い人や施術時の痛みを和らげたい人は、あらかじめ麻酔を希望しておくと、痛みが軽減されてリラックスした状態で施術を受けられるでしょう。
麻酔を使用しても痛いのはどうして?
麻酔の効果には個人差があるため、麻酔が効きやすい人もいれば効きにくいと感じる人もいます。
また、麻酔を使用したとしても、痛みを一切なくすことは難しく、麻酔を使用して照射時に軽い痛みを感じる人がほとんどです。
医療脱毛の施術を受ける際は、自分に合った麻酔の種類を医師としっかり相談して決めましょう。
笑気麻酔と麻酔クリームはどっちが痛くない?
笑気麻酔は、ガスを吸入してお酒に酔ったような感覚になる麻酔です。リラックス効果を期待でき、痛みに対する不安が和らぐ点が特徴です。痛みの軽減よりリラックス効果の意味合いが強く、痛みに対して不安を感じる人に適しています。
一方、麻酔クリームは手軽に使用できる一方で、適切な量や塗布時間を守って使用しなければ、痛みを和らげる効果が薄れてしまいます。適切に使用すれば、痛みを軽減したい箇所をしっかりケアできます。
医療脱毛の痛み対策で麻酔を検討する場合、自分に合った方法を選ぶことが重要なポイントです。
VIO脱毛で麻酔を使用するかは痛みが苦手かどうかで判断しよう
麻酔は医療行為に該当するため、VIO脱毛で麻酔を使用できるのは医療脱毛のみです。適切に麻酔を使用すれば、高い脱毛効果を期待でき、リラックスした状態で施術を受けられるでしょう。
ただし、VIO脱毛の痛みを軽減するには、黒ずみ対策やスキンケア、正しい自己処理などが欠かせません。また、麻酔には追加料金や副作用などのデメリットがあるため、慎重に検討したうえで麻酔の使用を決めましょう。